平和のパフォーマンス

私は争いを好まないというのは本音ですが、平和のパフォーマンスをする事がどういう意味なのか
という事も色々考えさせられている昨今です。
建前として平和を持ち出せば、みんな賛成に決まっているというのも、ちょっと傲慢かもしれない。
それがかえって本音の部分で反発を作り出す事さえあるみたいです。
本当に大切なのは、感じる心じゃないでしょうか。
人のことを思いやれる想像力が基本なのではないでしょうか。
本当にそれは複雑で難しい事だと実感しています。
はらっぱ祭りスタッフは、誰を傷つけたり迷惑をかけたりする気などみじんもなかったと思うのですが、
現実には結果的に近隣への迷惑な事も起こしています。
気持ちは、大切だし、理想も大切ですが、もっと大切なのは自らを周りの状況や周りの心を感じられ
適切な対処を出来るべく高める努力だと思います。

戦争は悲しむべき現実です。
そういうことのない世の中であって欲しいとの願いは強く私の中にあります。
私の歌の根底にもそれは流れているつもりです。
私の欲している生活は、平和でなければ成り立たないと感じています。

しかし、これはあくまで私の個人的見解ですが、「我々は平和主義だ」といって、戦争に関わる全てを敵視して
気勢を上げるような運動には根本的な矛盾を感じます。
それから、自分はちゃんとやってるから、正しいことをやっているからという思いこみや立場から、そうではないと
思える人達をその個人個人の心も見ないで否定するような軽はずみには気をつけたいと思っています。

日常の自らの生活の中で、仕事だから、常識だから、みんながやっているから、競争社会だから、などの言い訳を
突き抜けた意識を持たなければ、多分、永遠に分裂と争いは無くなることはないでしょう。

はらっぱ祭りは自然（難しい定義ですが）、草木、空、風などを感じ、音楽、遊び、踊り、会話などを楽しめる場の出現を
求めているんじゃないかと私はみているんですがどうでしょう。
私はみんなで何かを主張するより、人々のいいコミュニケーションの場が出来たらいいなと思っています。
同じ考えを持つ必要はないです。ただ、違いを理解するためのコミュニケーションは必要だと思うんです。
コミュニケーション　That's what I want!