歓び・音楽

演奏の喜びは、自分の裸の魂の喜び
他人は関係ない。無論、共感してくれればうれしいけれど。
オレはエンターテイメント（接待）の才能は弱いな。

昨今のCDなどは、絵や彫刻を作る作業に似ているんじゃないかな。
それも、個人作業もあれば分業化されたものもある。
凝れば凝るほど、演奏している人間が透明化していき、音はすれどもバンドは見えないというものが溢れている。
まぁ、アートを商品にしたのは欧米の画商の作り出した虚の世界だけど。
音楽とて、商売になると思えば、飾り立てるのだろう。
マーケティングリサーチなんかしちゃって頑張るということは、多数派のセンスに近づける方がいいということだな。
売れるのがいい音楽なら、ラーメンならカップヌードルが一番って考え方だ。

即興演奏は、世界の始まりからあって、魂とくっついていないと駄目な憑依儀式なんだと思っている。
昔はドラッグも関係していたが、今や音楽の力で自然にトランスに入っていくようになっている。
ある面、すごく冷静なんだけど、不思議な状態だ。

お客さんの様子を観察しながら、自分のパフォーマンスを変えていくというエンターテナーも大変だね。
オレにはない才能だから、尊敬するけれど、ある面、音楽の関わりとして違う事だと感じる。

だから、似ていて非なる音楽がいくら騒いでいても、響かないものは響かない。
昔、心に響いてきた多くの音楽は、自分の中の未知な部分に響いたからだろう。

目の前で、演奏できないアーチストは少なくとも本質的にはミュージシャンとはみない。

又、散漫な文になってしまった。