2012年 09月 17日
自由 |

自由というのは自ら由しと書く。自分がコレでよいと感じる事だ。
なんでもありとは基本的にちがう。
アバンギャルドに自由があるわけではない。
自動書記のような憑依状態に自由があるわけでもないと思う。
自ら由しと出来る事は、その時間進んでいる流れに対する自分の行為を冷静に肯定出来る事。
そういう意味では自由を引き出す為には様式も大事な要素になる事もある。
多くの伝統音楽、昔ながらの盆踊り、ブルース、ラーガなども自由を感じる事も多い。
わざと冒険をする事が自由に繋がるわけではなく、どうしても出したいと思った音を確信を持って出す事が自由のように思う。
型破りを狙う事ももちろんアリだが、多くのアバンギャルドに自由を見た事は皆無に近い。
精神の集中は、確信の行為に必要なことだろう。
無我の境地とは、無意識とはまったく違い、最高にはっきりした状態なのだと思う。
だから、自由とは最高に生きた瞬間になるのだ。
音楽のいいリフが、時間を超越する魔法になってしまうように。
私の言ってるのは、よく言われる「自由といっても限度がある。」などという考えとは違うよ。100%何でもアリだけど、自分がしっかり確信を持っていなければ自由であり得ないという事だ。
by voice-of-sora
| 2012-09-17 18:45