2010年 06月 27日
評論は何の為のもの? |
評論という存在がある。
当事者でない第三者が、何かを対象として思いや分析を語る行為である。
アートや音楽の評論も詩や文学のように感性を刺激することはあるのだろう。
文字間にその人なりのイメージを膨らませるということも起こるだろう。
今のように、多くのライブ情報を手に入れることが困難だった時代、文字メディアが幅をき
かせていた時代には、文字を書く人間には、ある特権が付随していたのだ。
何が起きているのか知りたい多くの思いに、代弁者となり神を伝える司祭の役を持てたのである。
このところ、書物離れの話題が多く見受けられるし、本という存在にやたらノスタルジックに語る人も多い。
だいたいが電子書籍などへの疑心暗鬼が原因のようにも思うのだが、私にはほとんどが無駄な感情的なものとしか思えない。
くずのような本だって山ほどあり、誰もが認める名著なんてどれだけあると言いたいのだろうか。と言えば、やっぱり言い過ぎなのかな。
文化、文明を語るのはいい、しかし、人間の本質は、いつでも自然に環境に対応して生きることで、
それが過去の価値に縛られることはないのではないか。
優れた感性は、何時の世にも、先を見ている。過去に囚われるところに何もないからだ。
誤解されると面倒なので言っておくが、人の裸の感性は未開とされる森の中の人と東京の真ん中
ニューヨークの真ん中、でも通底する本能的なものだと理解していて語っているのである。
本から得られるのは知識や言葉の美かもしれない。でも、美は至る所にあるのであって、どなたかに
これだよと、いちいち示して貰うようなものではないのだ。
どうも、そのあたりが多くの人がマインドコントロールでもされているのか、ダイレクトな感覚を信じていないようなのだ。多くの場合、それは知識者による、さげすみの結果ではないか。
ただ、ダイレクトな視覚、触覚、聴覚で感じるものを誰かのフィルターを借りる必要はない。
理論は、何時でもリアリティーの後付けで、現実のアート行為の前に立つことはあり得ない。
左脳の働きやスピードではとても追いつけない回転が右脳にはあって、過去の所産である思考を
必要としない行為にヒラメキは宿るのだ。
時代が進んでいく原動力は、そのヒラメキであり、積み上げられた思考ではない。
だが、現実は良質悪質に関わらず、思考が幅をきかせていて、すぐ、時間を停滞させようとする。
だから、未来は、いつも過去からの攻撃を受ける。
当事者でない第三者が、何かを対象として思いや分析を語る行為である。
アートや音楽の評論も詩や文学のように感性を刺激することはあるのだろう。
文字間にその人なりのイメージを膨らませるということも起こるだろう。
今のように、多くのライブ情報を手に入れることが困難だった時代、文字メディアが幅をき
かせていた時代には、文字を書く人間には、ある特権が付随していたのだ。
何が起きているのか知りたい多くの思いに、代弁者となり神を伝える司祭の役を持てたのである。
このところ、書物離れの話題が多く見受けられるし、本という存在にやたらノスタルジックに語る人も多い。
だいたいが電子書籍などへの疑心暗鬼が原因のようにも思うのだが、私にはほとんどが無駄な感情的なものとしか思えない。
くずのような本だって山ほどあり、誰もが認める名著なんてどれだけあると言いたいのだろうか。と言えば、やっぱり言い過ぎなのかな。
文化、文明を語るのはいい、しかし、人間の本質は、いつでも自然に環境に対応して生きることで、
それが過去の価値に縛られることはないのではないか。
優れた感性は、何時の世にも、先を見ている。過去に囚われるところに何もないからだ。
誤解されると面倒なので言っておくが、人の裸の感性は未開とされる森の中の人と東京の真ん中
ニューヨークの真ん中、でも通底する本能的なものだと理解していて語っているのである。
本から得られるのは知識や言葉の美かもしれない。でも、美は至る所にあるのであって、どなたかに
これだよと、いちいち示して貰うようなものではないのだ。
どうも、そのあたりが多くの人がマインドコントロールでもされているのか、ダイレクトな感覚を信じていないようなのだ。多くの場合、それは知識者による、さげすみの結果ではないか。
ただ、ダイレクトな視覚、触覚、聴覚で感じるものを誰かのフィルターを借りる必要はない。
理論は、何時でもリアリティーの後付けで、現実のアート行為の前に立つことはあり得ない。
左脳の働きやスピードではとても追いつけない回転が右脳にはあって、過去の所産である思考を
必要としない行為にヒラメキは宿るのだ。
時代が進んでいく原動力は、そのヒラメキであり、積み上げられた思考ではない。
だが、現実は良質悪質に関わらず、思考が幅をきかせていて、すぐ、時間を停滞させようとする。
だから、未来は、いつも過去からの攻撃を受ける。
by voice-of-sora
| 2010-06-27 11:42