日本国憲法第九条の意義についての私の考え

日本は事実上、アメリカの属国です。
国中に外国？アメリカの軍隊が駐留しています。
これをどう考えるのでしょうか。
日本が、アメリカの意思を無視すると、一挙にアメリカ軍のプレッシャーが表立つでしょう。
今現在、何故、アメリカと一体化されないのだろう。
アメリカ軍の走狗とされないのだろう。
池田勇人はしたたかでした。
日本には憲法第9条がある。
だから、アメリカの意向といえども協力できない事がある。

解りますか、日本の独立って、現状、大変困難な事です。
もし、9条がなければ、あっさり米軍の下請けにされるでしょう。
それこそ、事実上の日本のアイデンティティー喪失です。

色々と理屈をつけて集団的自衛権や特別秘密法などを、ごり押しする輩は、
アメリカの日本取り込みに協力している傀儡なんですよ。
9条のない日本は、その辺の力関係だけで屈服させることの出来る、普通の国になってしまいます。

9条の威力を軽く見る人が、少なからずいますが、アメリカのプレッシャーの中で、
日本の独立性を主張できる大いなる建前なんですよ。
これが、解らない人が、戦力で独立なんぞという。

アメリカに軍備で対立できますか。中国や朝鮮が日本の本当の独立を脅かす者ではありません。
それは、結局、アジアの結束をいやがるアメリカの戦略です。
これが、解らない人が多い。
洗脳されきっている。
日本を動かしているのは？　
日本が湯水のようにお金を上納してる相手は？　
アメリカが日本を守ってくれるんじゃなくて、アメリカにとって日本はアジアを牛耳るための基地なんですよ。
アメリカの言うとおりにしない日本の思想的根拠が憲法第9条なんです。

日本を軍事的に独立させるなんていう考えを持つ人がいるなら、結局、アメリカと対立するという事ですよね。
アメリカは決してメリットも無しに日本を守るなんて有り得ないですからね。
自分の基地だから、それは守ろうとするでしょう。でも、国民の事など二の次三の次のはずです。

中国や朝鮮との事も、アメリカ抜きには考えられません。
中国の脅威、ある程度は解りますが、アメリカが世界で何をしているか、知らないのでしょうか。
それを警戒する国があることは当然でしょう。

日本は、アメリカの威光の元でアメリカの敵を自らの敵にして、こそこそすれば良いというのでしょうか。
独立国としての誇りを持つのなら、アメリカの属国ではない独自の規範を守るべきです。
憲法第九条は、幣原喜三郎発案の日本独自の政治的イノベーションです。
天才的な発想だったと思います。

アメリカがどうしても日本を好き勝手に出来ない防壁が憲法第九条なんですよ。
戦争をやれる国にしたところで、何か日本国民にメリットがあると思うのでしょうか。
アメリカの出先機関、アメリカ人の命の代わりに日本人の命を使わせることになるだけではないか。
私は、9条を無くそうとする人達は、アメリカの傀儡か、アメリカのスパイか、洗脳にどっぷりの人だと
思っています。
日本という国を、独自のものと信じるための象徴が憲法第九条なんだよ。
アメリカとケンカするわけにはいかないですよね。
でも、アメリカの戦争に荷担するわけにはいきませんと、憲法を掲げて言うことは出来るんです。
きっと、アメリカは少々苦々しく思ってるでしょう。でも、それで日本を切るほどの事ではない。
バランスを取っていかなくてななりません。
アメリカの家来ではないのです。
日本には、憲法第九条があるのです。