2024年 11月 22日
いい音だって? |
Facebookに、すごくいい音にこだわる人の自慢そうな書き込みを見た。すごく高価なオーディを持っているそうだ。
いい音というのがどんなものを指しているのかはわからないが、出る音で演奏できるのがアーチスト。
音質に欲をかけば際限ないけれど、演奏力で音色なんてのは二の次になる。
以前、国際フォーラムで行われたオーディオショウでフェラーリでも買えるくらいのオーディオセットが各部屋に並んでいるのを聞いて回ったが、
ミュージシャンの耳としては、さほど感動はなかった。
結局、レコードは音響オペレーターが作った音。しっかり額縁にセットされた絵のようなもの。
生の音にまみれているオレの感想としては整理整頓されているけれど、それは売れる音にするためのサービスだろう。
そんなところに大金かけるのは自由だが、だからって耳がいいつもりになられても苦笑しか出てこないよ。
どうせ、ちょっと歳をとれば数字的にはモスキートトーンなどは全く聞こえなくなる。
超高音が再生されるったって、そんなところに音楽はないんだよ。
オーディオパーツのビジネスをやっていて1mのケーブルを16万円で売ってる友人がいた。
それは高価なオーディオにそこいらのケーブルでは価格的にバランスが取れないと思う需要があるから売れるんだろうから好きにすればいいけれど、
お金がある人って不思議なことをするもんだ。
by voice-of-sora
| 2024-11-22 13:20